相続税の仕組み

平成27年の相続から相続税が増税となります。

平成25年分の税制改正で、相続税の大幅な改正がされました。

改正内容

 1.  基礎控除額が、5000万円から3000万円に引き下げ、人的控除が法定相続人1人当たり1000万円が600万円に引き下げられます。

 2.  相続税の最高税率が50%から55%に引き上げられ、課税価格2億円以上は税率が引き上げになっています。

 3.  未成年者控除額が20歳までの1年につき6万円が10万円に引き上げられ、若干の減税となります。

 4.  障害者控除額は85歳までの1年につき6万円が10万円(特別障害者は12万円が20万円)に引き上げられました。

 5.  小規模宅地の特例の対象となる特定事業用宅地等と特定居住用宅地等は、改正前は限度面積の調整が必要でしたが、
      改正後は特定事業用400㎡、特定居住世330㎡を別に計算することができるため最大730㎡までの減額が可能となります。
      ただし、貸付事業用宅地も合わせて小規模宅地の特例を利用する場合には、特定事業用宅地等の0.5倍の面積と特定居住用宅地等に
      200/330を乗じた面積の合計に貸付事業用宅地を合計した面積が200㎡以下となるよう調整が必要です。


これ以外にも、小規模宅地の適用要件が2世帯住宅の取り扱いの見直し、老人ホームに入居している場合の適用の見直しがされました。

相続税の目安

相続税の目安は、配偶者が相続する場合といない場合で変わります。

            上段 平成26年12月31日までに相続開始の場合

            下段 平成27年1月1日以後相続開始の場合

配偶者がいる場合。(配偶者が1/2を相続)

相続税は相続開始の日の法律を適用します。申告書を提出する日の法律ではありません。

配偶者がいない場合。

上記相続税額はあくまでも目安で、配偶者の取得する遺産額や、遺産分割協議の内容などにより税額が異動いたしますのでご注意ください。 

相続税の仕組み

相続税は、亡くなった方の遺産に対して課税され、遺産を受け取った方が納める必要がありますが、どのように行うのか簡単に紹介いたします。

 

相続税は、亡くなった方の遺産に対して課税され、遺産を受け取った方が納める必要がありますが、どのように行うのか簡単に紹介いたします。なお、基礎控除額、非課税枠等は平成27年4月1日現在の税法に則り記載しておりますので、税制改正等により変更になる場合がありますので、ご注意ください。

1 正味の財産額を計算します。 (相続財産+みなし相続財産+3年以内の贈与)-(債務+葬儀費用)-(非課税財産)=正味財産(課税価格の総額)

相続財産は時価で評価することになっていますが、土地の場合は路線価や固定資産税評価額に倍率をかけたりして算出します。 みなし相続財産とは、本来は相続財産にならない生命保険や死亡退職金などを相続財産とみなして相続税の対象とするものです。 相続開始前3年以内に相続人が贈与を受けている場合は、贈与を受けた財産が相続税の対象とされます。

債務とは、被相続人の借入金などであり、他人の保証人になっているが保証人としての債務が確定していないものは含まれません。 葬式費用は、通夜、告別式の費用、寺、僧侶への支払いが含まれますが、葬儀後に行う香典返しや法事等の費用は含まれません。非課税財産とは、仏壇や仏具、墓石などとともに、生命保険金や死亡退職金には法定相続人1人500万円の非課税枠があります。

2 課税対象となる遺産の総額を計算します。(正味財産-基礎控除(3000万円+法定相続人の数×600万円))=課税遺産額

基礎控除額は法定相続人の数で変わりますが、法定相続人は民法で決められています。養子も相続人となりますが、相続税法の基礎控除の人数に入るのは、実子がいない場合は2人、実子がいる場合は1人しか基礎控除の計算に入れることができません。

3 相続税の総額を計算します。

(課税対象となる遺産総額×法定相続割合)×相続税税率=各人の仮相続税額

各人の仮相続税額の合計額=相続税総額

2で計算した遺産の総額を、法定相続人が法定相続割合で取得したものとして、各人ごとの相続税の金額を計算し、その合計額を相続税の総額とします。

4 各人の実際の納税額を計算します。

(相続税総額×各人が実際に取得した遺産の正味財産の割合)-配偶者控除や未成年者控除などの控除=各相続人の相続税額

相続税の総額を計算した後、相続財産を取得した割合により各人が負担する相続税額を計算し、相続財産を取得した者が配偶者や未成年者・障害者の場合税額の控除があり、法定相続人以外は2割の加算額があります。実子の相続人がいる孫養子の場合、法定相続人でも2割加算の対象となります。

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